救急車の運転手は通称「機関員」と呼ばれています。
機関員は、救急車を運転して現場まで行くことが仕事の一つです。
運転が苦手な人は本当にきついです。
もう一度言います。
運転が苦手な人は、本当にきついです。
しかし、消防士になった以上はほぼ避けては通れない道です。
毎日が緊張の連続です。
極稀に本当に下手くそな人や、
事故った人は免除というか乗せさせないというか…そんな人がいます。

機関員失格となり運転しない人は、職場ではかなり気まずいです。
本人も肩身が狭いだろうけど、こちらとしても結構気を遣う…。
さてこの機関員。
管轄内の道という道を知り尽くしています。
知っていれば知っているほど、心に余裕が出ます。
皆さんも、初めての駅から初めての目的地に行くのはドキドキしますよね。
一分一秒を争うとなれば尚更です。
救急車を運転する場合、
あの道は広いとか、
あの道は見通しが悪いとか、
そして、どこにでも機関員泣かせの道があります。
個人的には狭いのは仕方がないと思うけど、
狭い道なのに、
通りにくいのに、
そういう道に限って障害物あります。
狭い住宅街の道に植木鉢置かないで!!
自転車置かないで!!
最悪はこちらで動かしちゃうときはあるけど、
バイクとかあると本当にキツい…。
ちゃんと庭の木の枝切ってほしい…。
救急車入れません!
曲がれません!
道幅がギリギリで通りにくいとかは運転手の技術不足ですが、
障害物があって通れないと、かなり時間をロスします。
そして、そういう道を休みの日に見に行って、事前に知っておくのも機関員の仕事です。
救急車って、意外とデカいので大変です。