職場の独特な用語~ググっても出てこないローカルルール~

こんにちは。またたび消防士ブログのねこやなぎです。
今日は消防士のローカルルールについて。

仕事を始めたての頃の話。
新人の仕事は挨拶、掃除、電話対応、そして道具の名前を覚える事でした。
道具の名前と言ってもジャンルは様々で、火災で使う道具、事務所で使う道具、掃除で使う道具、etc…
つまり、職場内にある物の名称を知っておかなければなりません。

一般的なものであれば、なんだこれ?と思う物でも品番でググると情報が出てくると思います。
そこから使い方とか動画で調べるとそこそこ覚えられます。

でも、世界のGoogleでも対応できない世界があるのです。それが消防署。

ねこやなぎ隊員が消防士だった頃…

若手の職員は年配の先輩と一緒に昼と夜の食事を作ります。
消防署の中で働いている人は大体20人くらい。

中華料理屋さんくらいの火力で炒め物をしたり、
米を30合炊いたりと、もはや業者レベルです。
料理屋さんの味にはちょっとだけ及ばないかもしれませんが、
予算との戦いなので材料費を抑える技は超一流と自負しています。

さて、調理の最後の細かい味付けを先輩が調整して完成なのですが、
塩持って来い!醤油もって来い!
とかそういう注文にキビキビと動かないと

まあ

怒られます。

で、この大先輩はなかなかクセがあって、注文の内容が特殊です。
たとえば、
「醤油のお兄ちゃん全部入れておいて」
「波の花まいといて」
「火あおっておいて」
とかです。

入りたてのねこやなぎ消防士には意味不明でして、律儀にググってもよく分からず…
一つ一つ「どういう意味ですか?」と聞かなければなりません。
でも、そんなのもわからないのか!と言われるので、
とりあえず謝って教えてもらいます。

GoogleでもYahooでも戦えない職場。

それが消防です。

一応答え合わせ。

問:醤油のお兄ちゃん
答:お兄ちゃんが先に使っている醤油。弟がまだ使っていない醤油。

使い方
先に使っている醤油が残り少なくなって全部使い切りたいとき。
「鍋にお兄ちゃん全部入れておいて」

問:波の花
答:塩のこと。「波の花 塩」で検索するとヒットする。

しおれるとかだとマイナスイメージがあるので、波の花と訳すらしい。

使い方
「最後にスープに波の花パラっと入れておいて」

問:火あおっておいて
答:火にかけたフライパンを焦がさないように振っておいて

使い方
「焦がすな火あおれ」

という意味らしいです。

これであなたも地方の消防署の食堂で働けます。