高級高齢者住宅~お金持ちの救助とは~

老後の生活拠点の一つとして高齢者専用住宅というものがあります。
建物の中が全部バリアフリーのマンションで、住人は高齢者。
職員がいろいろお世話をしてくれたりする施設です。

今回呼ばれたのは立派な高級高齢者専用住宅からの通報で、
見た目はもう立派なマンションそのもの。
腰痛で動けない高齢女性がいるとの指令内容でした。

どんなにお金持ちでも、どんなに高級住宅に住んでいても、
誰だってケガもするし病気にもなります。

富裕層の救助とはどんなものなのか。
ごみ屋敷やワンルーム10人部屋とは異なる趣の出場でした。

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消防士の心得~慌てない秘訣はとにかく経験値を積むこと~

「できる消防士は決して慌てない」

この言葉は入庁してすぐの頃、大先輩に教えてもらった言葉です。
人間は慌てると周りが見えなくなります。
でも、そう簡単に落ち着くなんて出来やしない。

現場には血も溢れるし…

巨漢が暴れるし…

目が開いてても動かない人もいるし…

仕事は慌てることの連続なのです。

頭で想像したこと以上の現場がとにかく多い。
今回はビジネスホテルからの入電でした。
苦しむ男性と、他人事な付き添い女性のお話。

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ダーリンは外国人~国籍を越える救急の現場!~

ダーリンは外国人。

一昔前では珍しい響きですが、国際結婚も一般的になってきました。
街で外国人を見かけることは珍しくなくなった昨今、結婚とまではいかなくとも、
日本語が全く喋れない外国人が病気や怪我をして呼ばれることも珍しくありません。

土曜日の夜明け前。

救急要請がありました。
足が痛くて動けないとの指令内容。

現場はロフト付きのワンルーム。
玄関にいたのは女性。
足が痛いのは外国人の彼氏とのこと。

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機関員が持つ運転スキル~植木鉢が人命を脅かす!?~

救急車の運転手は通称「機関員」と呼ばれています。

機関員は、救急車を運転して現場まで行くことが仕事の一つです。
運転が苦手な人は本当にきついです。

もう一度言います。
運転が苦手な人は、本当にきついです。

しかし、消防士になった以上はほぼ避けては通れない道です。
毎日が緊張の連続です。
極稀に本当に下手くそな人や、
事故った人は免除というか乗せさせないというか…そんな人がいます。

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啓蒙活動のすすめ~民主主義の崩壊!?~

中小企業の事務所の壁にはよくポスターが貼ってあります。
安全週間とか、整理整頓とか。

でもポスターって眺めてみる人はあんまり見たことがない。
外部の人もわざわざポスターを見ることはしない。

ポスターって貼るといつの間にか壁の模様になってしまうんだなぁと
最近思います。

特に、救急車適正利用のポスター。
救急車を本当に必要としている人たちへのため、大切なことが書いてあります。

出場件数増加
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緊急通報システム~子ども部屋おじさんの命を救え!~

1人暮らし、あるいは日中1人でいることが多い高齢者にもしものことがあったら…
という場合にボタン一つで救急車を呼べる
「緊急通報システム」というサービスがあります。

胸が痛いとか息が苦しいとかそういう時にボタンを押すと消防署に連絡が入り、
必要であれば救急車を出場させてくれるありがたいシステムです。
厄介なのが「緊急通報システムの無応答」という場合で、
ボタンを押したけどそのまま倒れたと判断せざるを得ないケースがあるのです。

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高速道路でのバイク転倒事故~傷病者が失った大切なもの~

悲惨な現場は色々経験しましたが、
今回は交通事故の話。

とある高速道路の分岐で事故が起こりました。

400ccバイクの転倒事故。
事故現場近くに着くと大破したバイクが見えました。
破損した車体の状況から推定すると、時速はおよそ100㎞/h。

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