PA体重~助けに行った救急隊員が助けを呼ぶ~

PA連携というコンボ技をご紹介。

救急車の隊員は
・隊長
・運転手
・隊員
の3名で構成されています。

なので、基本全ての現場はこの3人が力を合わせて

現場到着

救急車内収容

車内観察処置

病院搬送

までを完結させるのが通常です。
ですが、中にはこの3人では対応できない現場が存在します。
そこで助けを呼ぶのですが、それがPA連携というコンボ技なのです。

消防車の「ポンプ」
救急車の「アンビュランス」

の頭文字をとってPA連携という名が付いています。

ある夏の日の夕方、古い集合住宅から通報が入りました。

指令内容は体動困難。つまり、動けない。

それしか情報がない中で現場に向かいます。

現場に付いてみると、エレベーターの無いマンションにつきました。
傷病者はそこの3階にいます。
指定されれた部屋に入ると、寝室の万年床の上に傷病者がいました。

しかし、

しかし…

デカい!

120キロ以上はあります。

120キロ以上というのも控え目な表現で、
僕の人生で見た一番重い人が120キロだったのですが、
それよりも遥かに大きくて重い。

一瞬目を疑いましたが、
多分130~140キロくらいかと推定されます。

傷病者から内容を聞くと、
自宅で急に膝が痛くなり動けなくなったというものでした。

この体重を支えていた膝も凄い…。

エレベーターもない上、体重がめちゃくちゃ重い。
3人では確実に対応できない。

そこで消防隊の力を借ります。
そう。ここで満を持してPA連携の出番なのです。
マンパワーで傷病者を運び出します。

狭い部屋から

狭い階段を通って

大きな体を救急車内へ運びます。

ヒグラシの鳴く夏の夕方、流れる汗はナイアガラの滝。

重いものを持ち続けたため情報をメモる手も痙攣をおこし、
震えてうまく字が書けません。

大人数で運んでもこの疲労感。

しかし、傷病者の前で辛そうな顔を見せるのはプロではありません。

ましてや

今回のように相手が

女性なら…


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